2024.10.26

（R6.5.31まで）【医療区分③】傷病等によりリハビリテーションが必要な状態

クワホピ

R6.6.1から医療区分の評価は新しいものに変わりました

R6年度の診療報酬改定により、医療区分の評価は新しくなりました。

R6.5.31までに使用されていた医療区分の概要を確認されたい場合にはご参照頂ければと思います。

【医療区分③】傷病等によりリハビリテーションが必要な状態の概要

医療区分	算定期間
医療区分２	算定期間に限りのある医療区分最大３０日間

項目の定義

傷病等によりリハビリテーションが必要な状態（原因となる傷病等の発症後、３０日以内の場合で、実際にリハビリテーションを行っている場合に限る。）

評価の単位

１日毎

留意点

実施されるリハビリテーションは、医科点数表上のリハビリテーションの部に規定されるものであること。リハビリテーションについては、継続的に適切に行われていれば、毎日行われている必要はないものとする。

その他の「医療区分」を索引　※クリックすると開きます

≪算定期間に限りのある医療区分≫

≪算定期間に限りのない医療区分≫

Contents

評価の要点（医療区分③：リハビリテーション）
- 評価票に記入をするときの確認事項
- 評価票の記入例
Ｑ＆Ａ（医療区分③：リハビリテーション）
- 転棟患者の医療区分への該当について［H29.6.28］

評価の要点（医療区分③：リハビリテーション）

医療区分③の「傷病等によりリハビリテーションが必要な状態」とは、新しくリハビリテーション指示箋が出され、リハビリテーションを実施しているときに評価票へチェックをすることができます。

留意点に”毎日行われている必要はないものとする”とありますので、土日祝などやリハビリテーションスタッフの休日によってリハビリテーションができなかった場合でもチェックをすることは可能です。

評価票に記入をするときの確認事項

医療区分・ADL区分等に係る評価票にチェックをするときには、下記の内容についてきちんとできているか確認しましょう！！

「傷病等によりリハビリテーションが必要な状態」を定義に基づいて適切に分類している。

原因となる傷病等の発症後３０日以内であることを確認し、リハビリの必要性を記録している。
リハビリテーション総合実施計画書に基づきリハビリ処方を発行し、適切にリハビリを実施している。
リハビリの適応については、医科診療報酬の基準に該当する事を確認している。
ＡＤＬ低下を原因とする場合は、Ｂ.Ｉ等の測定を実施している。

※実施されるリハビリテーションは、医科点数表上のリハビリテーションの部に規定されるものであることとする。

※リハビリテーションについては、継続的に適切に行われていれば、毎日行われている必要はないものとする。

※評価の単位は１日毎とする。

評価票の記入例

医療区分③の「傷病等によりリハビリテーションが必要な状態」の医療区分・ADL区分等に係る評価票へのの記入例です。参考にされてください。

ある傷病によりリハビリが必要と診断。「リハビリテーション指示箋」発行。

日	状態	評価票
１日目	「リハビリ指示箋」発行リハビリ実施	チェック可
２日目	リハビリ実施	チェック可
３日目	リハビリ実施	チェック可
４日目	リハビリ実施	チェック可
５日目	リハビリ実施	チェック可
６日目	担当PT休日（リハビリ未実施）	チェック可
７日目	リハビリ実施	チェック可
８日目	リハビリ実施	チェック可
９日目	担当PT休日（リハビリ未実施）	チェック可
１０日目	リハビリ実施	チェック可
１１日目	リハビリ実施	チェック可
１２日目	リハビリ実施	チェック可
１３日目	担当PT休日（リハビリ未実施）	チェック可
１４日目	リハビリ実施	チェック可
１５日目	リハビリ実施	チェック可
１６日目	リハビリ実施	チェック可
１７日目	担当PT休日（リハビリ未実施）	チェック可
１８日目	リハビリ実施	チェック可
１９日目	リハビリ実施	チェック可
２０日目	担当PT休日（リハビリ未実施）	チェック可
２１日目	リハビリ実施	チェック可
２２日目	リハビリ実施	チェック可
２３日目	リハビリ実施	チェック可
２４日目	リハビリ実施	チェック可
２５日目	担当PT休日（リハビリ未実施）	チェック可
２６日目	リハビリ実施	チェック可
２７日目	担当PT休日（リハビリ未実施）	チェック可
２８日目	リハビリ実施	チェック可
２９日目	リハビリ実施	チェック可
３０日目	リハビリ実施	チェック可
３１日目	リハビリ実施	非該当
３２日目	リハビリ実施	非該当
３３日目	リハビリ実施	非該当

３０日目までは該当。３１日目以降は、リハビリを実施しても非該当になる。

Ｑ＆Ａ（医療区分③：リハビリテーション）

以前、当サイトへあった質問とその回答です。

転棟患者の医療区分への該当について［H29.6.28］

質問内容

一般病棟入院中に傷病等で30日以内にリハビリが開始され、発症後30日以内に療養病棟へ転棟となった場合、転棟した初日から30日間『【医療区分③】傷病等によりリハビリテーションが必要な状態』は評価できますか？

回答

［項目の定義］に”原因となる傷病等の発症後、３０日以内の場合で・・・”とありますので、「発症後３０日以内であれば」医療区分のチェックは可能だと考えられます。

ただし、転棟後３０日間チェックができるのではなく、発症してから３０日間、療養病棟で過ごされた期間のみチェックができるものと思われます。

一般病棟
１日目	傷病の発症	ー
２日目	ー	ー
３日目	ー	ー
４日目	ー	ー
５日目	ー	ー
６日目	ー	ー
～
１４日目	ー	ー

療養病棟へ転棟
１５日目	リハビリ実施	チェック可
１６日目	リハビリ実施	チェック可
１７日目	リハビリ実施	チェック可
１８日目	リハビリ実施	チェック可
１９日目	リハビリ実施	チェック可
２０日目	リハビリ実施	チェック可
～
３０日目	リハビリ実施	チェック可

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