病院への不満に耐え続けるべきか？逃げの転職をするべきか？

昔に比べて、労働問題への関心が高まってきましたが、医療の現場は特殊な環境ということもあり、いまだにブラック病院と呼ばれる職場も存在しています。

そのような職場であっても、頑張って働いていくべきか？それとも思い切って転職するか？考え方は人それぞれです。

今回は、それぞれの考え方について、把握しておくべきことをまとめていきます。

病院への不満に耐え続けるべきか？逃げの転職をするべきか？

働いていれば、職場に対しての不満や悩みを持ってしまうことは至極当然のことです。

• 病院全体への不満・悩み
• 労働環境への不満・悩み
• 上司への不満・悩み
• 人間関係への不満・悩み

これらの不満が、積もり積もって限界値を超えたときに退職という結果に繋がります。

飲み会で愚痴をこぼす程度で気がすむなら、まだ頑張っていけるでしょう。

ただ、不満や悩みによって、メンタルヘルス不調を起こす場合もあり、退職以外の選択肢がない場合もあります。

職場に対して退職の意向を示すと、「もう少し頑張れないか？」「対応策を考えましょう」と引き止める対応を取られますが、不満や不安の原因はそう簡単に解消されることはありません。

退職や転職、または、辞めずに働くかは自分自身の選択になりますが、それぞれの選択肢において起こることをあらかじめ把握しておきましょう。

辞めずに働いていく場合に把握しておくことは？

病院は大きな組織であり、組織を中心に様々なことが進められていきます。

そのため、退職を考えるような個人の悩みであっても、事情は聞いてもらえても対応はしてもらえないケースが多いです。

病院全体や労働環境への不満・悩みはもちろん対応できないでしょうし、上司や人間関係への不満・悩みに対しても、他者の言動をコントロールすることは簡単にできないため、すぐに変化を求めることは容易なことではありません。

パワハラによる自殺がニュースで大きく取り上げられても、なかなか認められることがない事例を見て分かる通りです。

セクハラの場合には証拠さえあればなんとかなりますが、医師や上司からのセクハラの場合には、なかなか聞き入れてもらえないことが多いのが現状です。

不満や不安を訴えることで一定の期間は変化があるかもしれませんが、ほとぼりが冷めれば元通りになる可能性もあります。

それらのことを考えると、自分がどうしても我慢できない、耐えることができない理由で退職を考えるのであれば、計画を立ててより良い転職を行う方が良いです。

逃げの転職をする場合に把握しておくことは？

前述した通り、退職を考えるような個人の悩みであっても、事情は聞いてもらえても対応はしてもらえないケースが多いです。

そして、そのことを理由に退職するとしても「もう少し頑張れないか？」「対応策を考えましょう」と退職を引き延ばされることもあります。

さらに、最悪の場合、退職することに対して誹謗中傷を受けることもあります。

お世話になった職場であるならば、職場の状況に合わせて退職日を延長することも考えるべきですが、労働環境が劣悪であったりパワハラを受けていたりしたことを理由にした対象である場合には、自分自身を大切に考えるべきです。

退職日を数ヵ月延ばしたところで、自分の我慢する期間が延びるだけになるだけです。

仮に、「逃げの転職」と言われることもあるかもしれませんが気にすることはありません。

退職理由だけを改善するための転職をすることは問題に繋がる

「逃げの転職」をすることは問題ではありません。

ただ、今の職場の退職理由に合わせ、そのことだけを改善するための転職をすることはあまりおすすめできません。

仮に、「給料は良いけど、人間関係が劣悪だから転職をしたい」と考えて、人間関係だけを求めた転職をしてしまうと、新しい職場の給料が低かった場合には、今度は「人間関係は良いけど、給料が安いから転職をしたい」と考えるようになってしまいます。

そのため、転職活動をするときには、自分が最低限どのようなことを新しい職場に求めるかを考え、転職活動を行うことが大切です。

すべてにおいて自分の希望通りの職場というものはなかなかありえません。

だからこそ、転職するときには自分が何を求め、何なら妥協できるかを把握しておくことが大切です。

その上で、自分の希望にできるだけ合った職場をみつけましょう。

まとめ

昔と比べ今の時代は、自分の希望に合った職場に転職を繰り返すことが当たり前になりました。

少しのことですぐに転職を繰り返してしまうことはよくありませんが、理不尽なストレスに耐えながら働き続けることも違います。

職場で悩みがあるときには、その都度、自分の状況が客観的に見てどのような状況なのかを把握できるようにしておきましょう。

上司や先輩に相談する、それができなければ転職サイトのコンサルタントから情報収集し、他の職場は同じようなことがあるかなどを確認することもできます。

まずは、様々な情報を収集できるように情報源を多く持つようにしておきましょう。