注射が苦手な看護師さん必見!!苦手を克服する練習方法は？

注射や採血が苦手な患者様が多いように、看護師でも注射や採血を苦手としている方はたくさんいます。

とくに、採血や注射があまり多くない現場で経験を積まれた看護師では、苦手としている方が多くいます。

うまく針が静脈に入らないとそれによって痛みや苦痛を感じるのは患者様です。

ご自身で注射や採血を苦手と感じる方は、しっかり練習して苦手を克服していきましょう。

注射や採血を苦手と感じる理由

注射や採血は、人の肌に針を刺す行為であるため、新人看護師はもちろん、ベテランの看護師であっても苦手と感じている人は多くいます。

とくに、女性は血管の位置が分かりにくかったり、高齢者では血管が硬くて針が入らなかったりする方も多いので、緊張して失敗するなどして、さらに苦手意識が強くなってしまうこともあります。

どうしても注射や採血は針を刺す行為なので、される側に負担がかかるため、容易に練習を積めないことが原因のひとつにあります。

注射や採血はたくさん回数をこなして練習することでしか上達しないので、可能であるならどんどん練習することが大切です。

看護師としての経験年数を重ねるごとに採血が苦手ということが恥ずかしくなり、なかなか練習もしずらくなっていきます。新人看護師のうちにたくさん練習しておくことをおすすめします。

注射・採血への苦手意識を克服する方法

注射や採血に対して苦手意識を持ったまま業務を行っていても、ずっと苦労するだけなので、克服する努力をしていきましょう。

ここでは、注射・採血への苦手意識を克服する方法として、いくつか具体例を挙げていきます。

注射・採血の苦手克服方法①：事前にイメージトレーニングをする

昔と違い、今はYoutubeなどでも注射や採血の動画がアップされています。

普段から、それらの動画を見て、イメージトレーニングをしておくことはとても良いことです。

注射や採血は針を刺すだけの行為ではなく、必要なものの準備や針を刺すまでの流れも重要です。

その流れをスムーズに行うことができるのであれば、あとは針を刺すことだけに集中することができます。

注射・採血の苦手克服方法②：「注射練習キット」で練習する

注射や採血を実際の腕を使って練習しなくていいように、「注射練習キット」というものが販売されています。

この注射練習キットを使えば、繰り返し練習することが可能です。

もちろん実際の血管に針を刺すわけではないので実物には劣りますが、手技の流れやイメージトレーニングにはとても役立ちます。

注射・採血の苦手克服方法③：刺しにくい血管への対応を習得する

すべての患者様の血管が同じように刺しやすい血管であるとは限りません。

刺しにくい血管ももちろんあり、そのことを患者様も把握していることもあります。

注射や採血を行う看護師も、刺しにくい血管があることを理解し、普段からどのように対応するかを考えておくことはとても重要です。

先輩看護師に相談したり、インターネットで調べたりするなど、実践で使える知識を増やしておきましょう。

注射・採血の苦手克服方法④：患者様への配慮を考える

注射や採血が上手な看護師は、同時に患者様への配慮も上手なことが多いです。

注射や採血に対して自分の行為だけを考えていると、患者様への配慮が欠けてしまうことがあります。

注射自体に慣れることも大切ですが、それと同時に患者様への配慮もしっかりと身に着けるようにしましょう。

注射をするときの患者の姿勢が楽になるように台や椅子の高さの調整をしたり、患者様が落ち着けるような声掛けをしたりするなど、工夫をすることで患者様は安心することができます。

また、患者様が痛みを感じにくいように、素早く痛点を通過するように刺すこともポイントです。

まとめ

今回は、注射・採血への苦手意識を克服する方法をご紹介しました。

苦手を克服するにはたくさん練習して経験を積むしかありません。

どんどん練習して、注射や採血を上手にできるようになりましょう。