看護師が気をつけたいフィッシング詐欺

フィッシング詐欺は「偽のメールや偽のサイトを利用したサイバー犯罪」のことを言います。

このフィッシング詐欺は年々増加してきていることもあり、日常生活や業務においてメールを使用している看護師においても、被害に合わないように知識をつけておく必要があります。

今回は、フィッシング詐欺についての解説とフィッシング詐欺への対策方法についてまとめていきます。

フィッシング詐欺とは？

フィッシング詐欺とは「偽のメールや偽のサイトを利用したサイバー犯罪」のことを言います。

有名な企業や通販サイトをかたったメールでユーザーを偽サイトに誘導し、IDやパスワード、クレジットカード番号などの個人情報を入力させ、データを盗み取る詐欺のことです。

フィッシング詐欺の手口

フィッシング詐欺の手口は、まず、フィッシングメール（なりすましメール）によってフィッシングサイト（偽サイト）へユーザーを誘導することから始まります。

ユーザーはフィッシングサイトへ誘導されると「ID・パスワード・クレジットカード番号などの個人情報」の入力を求められ、入力することによってデータを盗み取られてしまいます。

なぜフィッシング詐欺に引っかかるのか？

フィッシング詐欺は、フィッシングメールに気付き、そのメールを無視すれば引っかかることはありません。

そのため、「フィッシングメールになんて引っかかるわけがない」と考えられる方も多くいます。

ですが、多くのフィッシングメールのタイトルや本文には、「重要なお知らせ」「あなたのアカウントに不正アクセスがありました」といった文言が並べられているため、注意深く見ていないと簡単に騙されてしまうことになります。

それに加えて、送信されてくるメールアドレスも本物のサイトと似ているものが使われている場合があります。

フィッシングメールは、まず知名度の高い送り先からと思わせてユーザー信用させ、そして、メールのタイトルや本文でユーザーの不安をあおることで、フィッシングサイトへの誘導を行います。

フィッシング詐欺への対策方法

フィッシング詐欺に引っかからないためには、フィッシングメールと疑われる怪しげなメールのリンクはクリックしないことにつきます。

そして、仮にクリックしてしまったとしても、慌てずに個人情報などを入力しないことが大切です。

どれが怪しいか自分で判断が難しいと思われる方は、セキュリティソフトをパソコンやソフトにインストールしておくことで、ある程度はメールを振り分けてもらえます。

看護師が業務で気をつけたいフィッシング詐欺

先ほどフィッシング詐欺の手口をご紹介しましたが、普段の生活においてはフィッシングメールに気を付けて過ごすことで対策をすることが可能です。

それに加えて、看護師の業務においてメールを使用される場合には注意したい点があります。

それは、企業からの研修会の案内メールや他院からの連絡メールなどに、フィッシングメールが送られてくることがある点です。

このような場合には、以下のように対応するようにしましょう。

• 企業からの研修会の案内メールに対しては注意しておけば対処が可能
• 他院からの連絡メールについては、担当者へ電話連絡を行い事情を説明

フィッシングメールは、文章の内容がおかしかったり辻褄が合わなかったりすることが多いです。安易に受け取るのではなく、普段から注意する癖をつけておきましょう。

まとめ

今回は、フィッシング詐欺についての解説とフィッシング詐欺への対策方法についてまとめました。

フィッシングメールは、マルウェアによる偽セキュリティ警告に比較すると、慌てず対処しやすいものです。

注意深くメールを確認することで被害を防ぐことができるので、普段から意識しておきましょう。

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