輸血検査
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輸血検査
輸血とは、事故・手術・疾患などにより、貧血・顆粒球減少・血小板減少を起こした時に、補充・治療の目的で血液(必要な成分)を血管内に注入することです。
輸血をする場合には、
- ABO式血液型
- Rh式血液型
- 交叉適合試験
を行い、ABO・Rh式血液型の一致、交叉試験が陰性であることが必須になります。
ABO式血液型
赤血球の型:
ABO式、Rh式、Lewis式、P式、Kell式、Duffy式、Kidd式、Diego式 MNS式など
ABO式は最も抗原性が強い(異型輸血による副作用を起こしやすい)。
赤血球上にあるA抗原とB抗原の有無により、A、B、O、ABの4種類に分類されます。
- A型 ⇒ 抗原Aを持つ
- B型 ⇒ 抗原Bを持つ
- AB型 ⇒ 抗原Aと抗原Bを持つ
- O型 ⇒ どちらも持たない
- A型の血清 ⇒ 抗B抗体を持つ
- B型の血清 ⇒ 抗A抗体を持つ
- AB型の血清 ⇒ どちらも持たない
- O型の血清 ⇒ 抗A抗体と抗B抗体を持つ
Rh式血液型
Rh不適合妊娠により新生児溶血性疾患を起こすことから重要視されます。
Rh式血液型には、C、c、D、E、eの5因子があるります。
この中で最も抗体を生産しやすいものがD抗原です。
一般的にRh式血液型は、D抗原陽性(D+)、D抗原陰性(D-)のことをいいます。