【検査の基準値】白血球数（WBC:white blood sell）

白血球数（WBC）の定義

白血球数は、抹消静脈血1μL中の白血球の数を表しています。 

白血球は「好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球」に分類され、白血球分画を検査することによって、それぞれの量を確認することができます。

白血球数が増加、減少、または正常な場合においても、白血球分画を検査することによって炎症や免疫反応、血液疾患などの状態を知る手掛かりになります。

炎症などの急性的変化の場合には、C反応蛋白（CRP）と相関することが多いです。

白血球数（WBC）の異常とその原因

白血球数（WBC）が高値の場合

白血球数（WBC）が高値の場合には、以下のことが考えられます。

• 各種感染症
• 血液疾患（白血病など）
• アレルギー疾患
• その他：　激しい運動、ストレス、食事の後、入浴

白血球数（WBC）が低値の場合

白血球数（WBC）が低値の場合には、以下のことが考えられます。

• 薬剤、放射線治療
• 重篤な感染症
• 再生不良性貧血　　
• 悪性リンパ腫