生化学検査

ICG試験(インドシアニングリーンテスト)|検査の基準値

クワホピ

ICG試験(インドシアニングリーンテスト)の基準値

15分値: 10(%)以下

ICG試験(インドシアニングリーンテスト)の定義

ICG試験(インドシアニングリーンテスト)

ICG:indocyanine green test

ICG試験(インドシアニングリーンテスト)は異物排泄試験のひとつです。

ICG色素は肝臓で除去され排泄されることから、肝臓の血流量と肝臓細胞の排泄能力(解毒作用)を調べることができます。

他の異物排泄試験に比べ、毒性や副作用は少ないです。

ICG試験の検査法

検査前絶食(早朝空腹時)

  1. 1アンプル中の25mgを注射用精製水5mLに溶かし、体重1kgあたり0.1mLの割合で、ゆっくり肘窩皮静脈内に注入する。
  2. 正確に注射後15分経ってから、他側の肘窩皮静脈より血液3mLをヘパリン加採血管にとる(血清でもよい)。

ICG試験(インドシアニングリーンテスト)の異常とその原因

ICG試験(インドシアニングリーンテスト)が高値の場合

ICG試験(インドシアニングリーンテスト)が高値の場合には、以下のことが考えられます。

  • 肝細胞の変性や壊死を伴う疾患
    ・慢性肝炎
    ・ウイルス性肝炎
    ・肝硬変
    ・肝臓癌
  • 肝臓代謝異常
    ・脂肪肝
    ・糖尿病
  • 肝臓循環障害
    ・冠動脈や門脈の閉鎖や狭窄
    ・特発性門脈高血圧症
  • 胆汁流出障害
    ・肝内性および肝外性胆汁うっ滞
  • その他
    ・急性ショック
    ・うっ血性心不全

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