免疫血清検査

コルチゾール|検査の基準値

クワホピ
コルチゾールの基準値

4.5~21.1(μg/dL) (CLIA法)

コルチゾールの定義

コルチゾールは、視床下部-下垂体-副腎皮質系の機能異常を調べるために検査され、副腎機能亢進症、クッシング症候群、副腎機能低下症などの診断を行います。

コルチゾールは、副腎皮質束状層から分泌されるホルモンの糖質コルチゾイドで、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)により分泌調節されます。

種々の負荷試験(ACTH負荷、インスリン負荷、副腎皮質刺激ホルモン(CRH)負荷など)、デキサメタゾン刺激試験、メトピロン試験、尿中17-OHCS、17-KSを行い、視床下部-下垂体-副腎皮質系機能を詳しく調べます。

コルチゾールの異常とその原因

コルチゾールが高値の場合

コルチゾールが高値の場合には、以下のことが考えられます。

  • クッシング症候群(過形成、腺腫など)
  • 副腎皮質機能亢進症
  • 異所性ACTH産生腫瘍
  • ストレス

コルチゾールが低値の場合

コルチゾールが高値の場合には、以下のことが考えられます。

  • 副腎皮質機能低下症
  • アジソン病
  • 下垂体機能低下症
  • 先天性副腎皮質過形成

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