生化学検査

血糖(BS、GLU)|検査の基準値

クワホピ
血糖(BS、GLU)の基準値

70~109(mg/dL)(空腹時)

血糖(BS、GLU)の定義

血糖

BS : blood sugar

GLU : glucose

血糖値とは、血中に存在する糖質のことです。

通常、血液中ではブドウ糖(グルコース、GLU)が主成分を占め、ごくわずかに果糖(フルクトース)、ガラクトースなどが含まれています。

グルコースなどの糖質は、小腸粘膜から吸収され、肝臓に運ばれて、グリコーゲンへの合成や分解などが行われます。

血糖は、グルコースの摂取、生成、利用、排泄(腎臓からの排泄)などの平衡によって、その量が規制されています。

血糖値は、食事、ストレス、脳下垂体ホルモン、副腎皮質ホルモンなどの異常分泌で上昇します。

血糖値を低下させる因子としては、グルコースの分解促進過剰やインスリン分泌過剰などがあります。

血糖値上昇に働くホルモン血糖値低下に働くホルモン
グルカゴン
コルチゾール
アドレナリン
成長ホルモン
インスリン

血糖(BS、GLU)の異常とその原因

血糖(BS、GLU)が高値の場合

血糖(BS、GLU)が高値の場合には、以下のことが考えられます。

  • 糖尿病
  • 甲状腺機能亢進症、クッシング症候群
  • 膵内分泌腫瘍(グルカゴノーマ)
  • 慢性肝炎、肝硬変
  • 肥満
  • 脳腫瘍の一部

血糖(BS、GLU)が低値の場合

血糖(BS、GLU)が低値の場合には、以下のことが考えられます。

  • 甲状腺機能低下症
  • 激しい運動
  • 膵内分泌腫瘍(インスリノーマ)
  • 腎性糖尿

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