リハビリにおいて1日当たりの実施単位数の上限が緩和される疾患
クワホピ
リハビリテーションにおいて1日当たりの実施単位数の上限が緩和される疾患のうち、「脳血管疾患等の急性発症から60日以内の患者」とはどのような患者様なのかを説明します。
Contents
リハビリテーションの1日実施単位数の規定
医科点数表の解釈において、リハビリテーションは1日6単位(厚生労働大臣が定める患者については1日9単位)に限り算定できることとなっています。
厚生労働大臣が定める患者
・回復期リハビリテーション病棟入院料を算定する患者
・脳血管疾患等の患者のうちで発症後60日以内のもの
・入院中の患者であって、その入院する病棟等において早期歩行、ADLの自立等を目的として
- 「心大血管疾患リハビリテーション料1」
- 「脳血管疾患等リハビリテーション料1」
- 「廃用症候群リハビリテーション料1」
- 「運動器リハビリテーション料1」
- 「呼吸器リハビリテーション料1」
を算定するもの
「脳血管疾患等の急性発症から60日以内の患者」について
「脳血管疾患等の急性発症から60日以内の患者」については、リハビリの1日当たりの実施単位数の上限が緩和される。
具体的には、以下のような患者について緩和される。
心大血管疾患リハビリテーション料
- 急性心筋梗塞、狭心症発作、その他の急性発症した心大血管疾患、またはその手術後の患者
脳血管疾患等リハビリテーション料
- 脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、その他の急性発症した脳血管疾患、または手術後の患者
- 脳腫瘍、脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍、その他の急性発症した中枢神経疾患、またはその手術後の患者
運動器リハビリテーション料
- 上、下肢の複合損傷、脊椎損傷による四肢麻痺、その他の急性発症した運動器疾患、またはその手術後の患者
呼吸器リハビリテーション料
- 肺炎、無気肺、その他の急性発症した呼吸器疾患の患者
- 肺腫瘍、胸部外傷、その他の急性発症した呼吸器疾患の患者
- 肺腫瘍、胸部外傷、その他の呼吸器疾患、またはその手術後の患者
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