一般検査

尿量|検査の基準値

クワホピ
尿量の基準値

500~2,000(mL/日)

尿量の定義

成人の1日の尿量は、通常1,000~1,500mL程度で、1日に摂取した水分量の約半分が尿として排泄されます。

尿量は年齢、季節、生活内容などで大きく変動します。

尿量の異常とその原因

尿量が高値の場合

尿量が高値の場合には、以下のことが考えられます。

  • 多尿
    ・糖尿病: 尿量が増加し、比重は高くなる。
    ・尿崩症: 尿量が増加し、比重は低くなる。
    ・委縮腎
    ・腎不全の多尿期
    ・心因性多尿

多尿は、1日尿量が2,500mL以上の場合をいいます。

尿量が低値の場合

尿量が低値の場合には、以下のことが考えられます。

  • 乏尿・無尿
    ・脱水状態 : 下痢・嘔吐・発汗・浮腫
    ・急性腎不全
    ・ショック
    ・心不全
    ・ネフローゼ症候群
    ・播種性血管内凝固症候群(DIC)
  • 尿閉
    ・高度の前立腺肥大症
    ・尿路腫瘍
    ・尿路結石

乏尿は、1日尿量が500mL以下の場合をいいます。

無尿は、1日尿量が100mL以下の場合をいいます。

尿閉は、尿路の高度閉塞によって尿排泄の停止した状態です。

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