尿中アルブミン|検査の基準値
クワホピ
尿中アルブミンの定義
尿中のアルブミン排泄は、各種腎疾患における、腎糸球体障害の有無あるいは重症度の指標になります。
糖尿病における腎障害(糖尿病性腎症)の早期発見に対し、尿中アルブミンの検出は有用で、検出による糖尿病性腎症の早期発見と治療方針の早期確立によって、糖尿病性腎症の進行を抑制することが可能になります。
また、糖尿病以外の二次性腎疾患(全身性エリテマトーデス(SLE)、アミロイドーシス)、高血圧、うっ血性心不全、慢性糸球体腎炎においても尿中アルブミンは高値になるので、腎糸球体障害の指標になります。
尿中アルブミンの異常とその原因
尿中アルブミンが高値の場合
尿中アルブミンが高値の場合には、以下のことが考えられます。
- 糖尿病性腎症
- 全身性エリテマトーデス(SLE)、アミロイドーシス
- 高血圧
- うっ血性心不全
- 慢性糸球体腎炎