迅速検査法|検査の基準値
クワホピ
細菌検査は、一般的に「菌の培養、分離、同定、薬剤感受性試験」と複数のステップがあり、菌種の確定から薬剤感受性試験が完了するまで、比較的長い時間を要します。
そのため、現在では予想される菌種の生化学的性状などのデータベースを有する自動分析器が開発されていて、検査終了までの時間的削減がはかられていますが、それでもある程度の時間が必要になります。
迅速検査法はこれらの欠点を解消するために開発されている検査法です。
迅速検査法の種類と対象
迅速検査法の種類と対象となるおもな菌種とウイルスは、以下の通りになります。
迅速検査法の種類
迅速検査法には以下の2種類があります。
- 特異抗体を用いた免疫血清学的方法
- PCR法およびDNAプローブ法
迅速検査法の対象となるおもな菌種とウイルス
迅速検査法の対象となるおもな菌種とウイルスには以下のものがあります。
- A群溶血性連鎖球菌
- 大腸菌O-157迅速検査(大腸菌ベロトキシン)
- クロストリジウム・ディフィシル
- クラミジア・トラコマティス
- 結核菌
- インフルエンザウイルス
- ロタウイルス
- HCV(C型肝炎ウイルス)
- HIV