一般検査

「ケトン体」の基準値|検査の基準値

クワホピ
ケトン体の基準値

陰性

ケトン体の定義

ケトン体とは、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称です。

アセトン体とも呼ばれ、肝臓で脂肪酸から作られます。

ケトン体の検査とは、糖尿病をはじめとする糖代謝異常や糖の摂取・利用障害の有無を知るための検査であり、一般には試験紙法が簡便な方法として用いられています。

糖質の不足などで糖代謝障害が起きると、エネルギー源として糖の代わりに脂肪酸が利用され、アセチルCoAができます。

このアセチルCoAからケトン体が作られ尿中に排泄されます。

脂肪酸 → アセチルCoA → ケトン体

尿中ケトン体が陽性の場合には、糖尿病によるものなのか、あるいは糖の摂取不足や利用の障害か、他の症状・検査などを参考に鑑別する必要があります。

尿中ケトン体が陽性になる糖尿病は重症であり、尿糖血糖値そのほかの糖尿病関連の検査を行う必要があります。

ケトン体の異常とその原因

ケトン体が陽性の場合

ケトン体が陽性の場合には、以下のことが考えられます。

  • 長期絶食
  • 糖尿病
  • 内分泌疾患(甲状腺・下垂体・副腎などの機能亢進症)
  • 脱水症(下痢、嘔吐)
  • 感染症   

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