免疫血清検査

HIV検査|検査の基準値

クワホピ

HIV検査の基準値

〈スクリーニング検査〉
PA法:陰性  EIA法:陰性

〈確認試験〉
WB法:陰性  RNA定量(RT-PCR法):検出せず

HIV検査の定義

後天性免疫不全症候群(AIDS)

HIV(human immunodeficiency virus)

HIV検査は、AIDS(後天性免疫不全症候群)の原因ウイルスであるHIVの感染の有無を調べる検査です。

HIV検査には、スクリーニング検査としてゼラチン粒子凝集法(PA法)、酵素免疫法(EIA法)などがあり、確認試験としてウェスタンブロット法(WB法)、遺伝子検査(RT-PCR)があります。

HIV検査の種類

●スクリーニング検査
・ゼラチン粒子凝集法(PA法)
・酵素免疫法(EIA法)

●確認試験
・ウェスタンブロット法(WB法)
・遺伝子検査(RT-PCR)

HIV検査陽性者は必ずHIVに感染しており、HIV検査はHIVキャリアの検出に極めて有用な検査になります。

スクリーニング検査においては、自己免疫性疾患など非特異的反応によって0.1~0.2%の偽陽性があるので、スクリーニング検査で陽性の場合には必ず確認試験を行わないといけません。

診断が確定したあとは、リンパ球サブセット(CD4/8比)や血中ウイルス量(HIV-RNA)を行い、免疫状態や感染の進行を把握して治療を行います。

HIV検査の異常とその原因

HIV検査が高値の場合

HIV検査が陽性の場合には、以下のことが考えられます。

  • 必ずHIVに感染している

HIV検査の進め方

スクリーニング検査

①ゼラチン粒子凝集法(PA法)

②酵素免疫法(EIA法)

⇩⇩⇩⇩

(+)なら確認試験  (-)なら「陰性」

⇩⇩⇩⇩

確認試験

①ウェスタンブロット法(WB法)

②遺伝子検査(RT-PCR)

⇩⇩⇩⇩

(+)なら「陽性」  (-)なら「陰性」

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