塗抹検査|検査の基準値
クワホピ
塗抹検査は、スライドガラス上に細菌を塗抹(塗りつけること)させ各種染色を行ったあとに、顕微鏡下で最近の形態や各種染色に対する染色性を観察する検査です。
塗抹検査における染色性による分類
塗抹検査における各種染色に対する染色性による分類は、以下のようになります。
- グラム染色
- グラム陽性菌
グラム染色によって紫色に染まる菌 - グラム陰性菌
グラム染色によって赤色に染まる菌
- グラム陽性菌
- 特殊染色
- 抗酸菌染色(チール・ネルゼン染色)
結核菌に代表される抗酸菌が赤色に染色 - 芽胞染色
芽胞が緑色に染色(ある種のグラム陰性球菌(嫌気性菌)でみられます。) - 異染小体染色
異染小体が黒褐色に染色(ジフテリア菌など) - 鞭毛染色
鞭毛および菌体ともに赤色に染色(コレラ菌、ヘリコバクターピロリ、その他の菌にみられ、細菌の運動性に関係しています) - 莢膜染色
染色法によって染色性が異なります
- 抗酸菌染色(チール・ネルゼン染色)