一般検査

PSP試験|検査の基準値

クワホピ
PSP試験の基準値

尿中PSP排泄率
  15分後 : 25~50(%)
  30分後 : 40~60(%)
  60分後 : 50~75(%)
  120分後 : 55~85(%)

PSP試験の定義

PSP試験

phenol sulfonphthalein test

腎機能検査は、腎機能の基本である排泄、あるいは吸収などが、どの程度働いているかを調べる検査で、主な検査にPSP試験、濃縮試験クリアランス試験などがあります。

その中で、PSP試験は静脈注射したPSP(フィノールスルフォフタレイン)試薬が、腎臓(おもに近位尿細管)から排泄される能力を調べる検査になります。

PSP試験の検査法
  1. 患者に排尿させる
  2. 500mL飲水
  3. 30分後、PSP1.0mL静注
  4. 15分・30分・60分・120分後の全尿を採取
  5. 尿中に排泄されたPSPを測定

PSP試験の異常とその原因

PSP試験が低値の場合

PSP試験が低値の場合には、以下のことが考えられます。

  • 進行した腎炎
  • ネフローゼ症候群
  • 腎臓のうっ血  
  • 高血圧症
  • 腎盂腎炎
  • 膀胱炎

15分後の排泄率が10%以下では重症腎障害が疑われます。

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