微生物検査

糞便の細菌検査|検査の基準値

クワホピ

糞便の細菌検査の基準値

陰性

1回の検査で陰性になっても、2~3回続けて検査を行うと、より精度が高くなります。原則、抗菌薬投与前に検査を行います。

糞便の細菌検査の定義

腸管内には多種類の常在菌が存在していますが、腸管内感染症を起こす菌にも多くの種類があります。

糞便の細菌検査は、以下にあげる腸管内感染症の起因菌の検出を目的とします。

  • 赤痢菌、コレラ菌、腸チフス菌
  • カンピロバクター、サルモネラ、ブドウ球菌
  • 腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌
  • クロストリジウム・ディフィシル(偽膜性腸炎)

下痢便の場合には、急性期の排出便を検体とすることが重要です。

便の長時間放置後には常在菌の繁殖や起炎菌の死滅をまねくことがあるので、充分量の便を乾燥させないように保存する必要があります。

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