胸水検査・腹水検査|検査の基準値
クワホピ
胸水検査・腹水検査の基準値
胸腔には10ml程度
※健常者でも胸腔・腹腔には少量の液体が存在する
胸水検査・腹水検査の定義
健常者でも、胸腔・腹腔に少量の液体が存在し、臓器の摩擦を防ぐための潤滑駅の役目を果たしています。
胸腔には10mL程度の液体が通常認められ、肺が円滑に動くために必要になります。
様々な原因により、胸腔内および腹腔内に多量の液体が貯留する状態を胸水、腹水と呼びます。
胸水検査・腹水検査の異常とその原因
胸水貯留の場合
胸水が貯留している場合には、以下のことが考えられます。
- 漏出液
・うっ血性心不全
・肝硬変
・ネフローゼ症候群 - 滲出液
・胸膜炎
・悪性腫瘍
・自己免疫疾患
腹水貯留の場合
腹水が貯留している場合には、以下のことが考えられます。
- 漏出液
・うっ血性心不全
・肝硬変
・ネフローゼ症候群
・門脈閉塞 - 滲出液
・腹膜炎
・悪性腫瘍
・膵炎
・胆嚢炎