【令和元年度】個別指導・適時調査における主な指摘事項(その2):リハビリテーション
クワホピ
九州厚生局が、令和元年度の個別指導・適時調査において、保険医療機関等に改善を求めた主な指摘事項の抜粋です。
この記事について
疾患別リハビリテーションについての指摘事項。
【令和元年度】個別指導・適時調査における主な指摘事項(その2):リハビリテーション
リハビリテーションについての不適切な例
疾患別リハビリテーションについて、次の不適切な例が認められた。
リハビリテーション実施計画
- 実施計画書を作成していない。
- 実施計画書の内容が画一的である。
- 開始時、および3ヵ月毎の実施計画の説明の要点について、診療録へ気指していない。
機能訓練の記録
- 機能訓練の内容の要点について、診療録等への記録が不十分である。
- 機能訓練の開始時刻、および終了時刻の診療録等への記載がない。
適応および内容
- 医学的にリハビリテーションの適応に乏しい患者に実施している。
- 対象疾患に該当するとした診断根拠が確認できない。
- 対象疾患以外の患者に対して算定している。
- 医学的に最も適当な区分とは考えられない区分で算定している。
- 実施した内容が、リハビリテーションではないものについて算定している。
リハビリテーションの起算日
- 標準的算定日数を経過する毎に対象疾患を変更している。
- 同じ疾病のリハビリテーションを継続して行う場合に、発症日をリセットしている。
算定できない患者への算定
早期リハビリテーション加算について、手術を実施したもの及び急性増悪したものを除いて、算定できない患者に対して算定している。
初期加算について
初期加算について、手術を実施したもの及び急性増悪したものを除いて算定できない患者に対して算定している。