一般検査

【検査の基準値】尿中妊娠反応検査

クワホピ

尿中妊娠反応検査の基準値

非妊娠:(-)、3.0(mIU/mL)以下

尿中妊娠反応検査の定義

尿中妊娠反応検査は、尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)をもとに妊娠の早期診断を行う検査です。

妊娠していれば「陽性(+)」となるが、「偽陰性」や「偽陽性」になる場合もあります。

偽陰性

妊娠していても妊娠反応が陰性になることで、原因として以下のことが考えられます。

  • 尿量が多い場合
  • 子宮外妊娠
  • 稽留流産
偽陽性

妊娠していないが妊娠反応が陽性になることで、原因として以下のことが考えられます。

  • 閉経後
  • 絨毛性腫瘍
  • 不妊治療目的でhCG製剤の投与中

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、主に妊娠により胎盤内の絨毛組織により産生され、卵巣内の黄体を刺激し、プロゲステロン分泌を亢進させます。

hCGは血中や尿中で上昇するが、早期妊娠のスクリーニング検査としては主に尿中hCGの検出を行います。

尿中妊娠反応検査の結果の見方

尿中妊娠反応検査が陽性の場合

尿中妊娠反応検査が陽性の場合には、以下のことが考えられます。

  • 妊娠

hCGは妊娠早期から産生され、排卵の14日前後より高感度試薬の反応下限(25mIU/mL)に上昇するが、個人差を考慮し、検査の実施は以下の時期を推奨しています。

生理開始日や周期が不明な場合性交日の3週間後以降
排卵日が推定される場合(基礎体温の測定などにより)推定排卵日の3週間後以降
前回の生理開始日がわかっており、かつ生理周期が一定の場合次回生理開始日の1週間後以降

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