【検査の基準値】CK（CPK）とアイソザイム
クワホピ
CK（CPK）の基準値
男性 ： 62～287（IU/L）
女性 ： 45～163（IU/L）
CK（CPK）の定義
CK
creatine kinase、クレアチンキナーゼ
CPK ： クレアチンフォスフォキナーゼ
CKは、骨格筋、脳、心筋に多く含まれており、筋肉の収縮、弛緩に必要なエネルギーの補給の役割を行っています。
CKは、臓器の障害に伴い血流中に流出し、急性心筋梗塞ではCK値が特異的に上昇します。
| サブユニット | 由来 | 正常分画（％） |
|---|---|---|
| CK-MM | 骨格筋 | 88 ～ 96 |
| CK-MB | 心筋 | 1 ～ 4 |
| CK-BB | 脳 | 1％未満 |
CK（CPK）の異常とその原因
CK（CPK）が高値の場合
CK（CPK）が高値の場合には、以下のことが考えられます。
- 総CKが高値
・心筋梗塞
・心筋炎
・進行性筋ジストロフィー症
・多発性筋炎
・甲状腺機能低下症
・末端肥大症
・過激な運動 - CK-MBが高値
・心筋梗塞
・心臓手術
・心嚢炎 - CK-BB
・脳梗塞
・悪性腫瘍
・腎不全
CK（CPK）が低値の場合
CK（CPK）が低値の場合には、以下のことが考えられます。
- 妊娠初期、甲状腺機能亢進症